試合中の出来事

*テレビ出演する松山選手。試合中の出来事を語る。

*私がイメージする3M

…的な話

 

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「向こうの選手のスライディングを左足首にモロにくらって。しかも変なコケかたして反対の足捻りました」

その試合中のVTRがスタジオに流れる。ひな壇にいるゲストや観覧席から、

うわっ!これ酷いわ〜

痛そう…

などの声があがる。

「もう両足痛くて『もんどりうつ』ってこういう感じなんだってあとで思いました」

 

 

だめだ。立てない。 みんな駆け寄ってきてなんか言ってるけど、痛すぎて耳に全然入って来ない。

オレは担架でピッチ外へ出され、手当を受ける。

そこへ最速で駆け寄って来たのがベンチにいた三杉と岬。

医療スタッフとともにテキパキと応急処置をする三杉。

ベンチにいても頼もしいよな。

「左足はなんとか大丈夫そうだけど、おかしな転び方して捻ったこっちの方が心配だね」

マジか…ていうか本当に痛い。 

あまりの痛みに気が遠くなりそうだった。その時。

「松山、気を確かに持って!目を閉じちゃだめ!」

松山の右手を岬が両手で強く握っていた。  

気を送られてる感じがした。 それと尋常でない痛みがだんだん和らいできた。

 

 

「あの試合のピッチ外ではそんなことがあったんですね」

女性ファンの多い3Mのエピソードに、観覧席はざわざわしている。

淳さま流石!

岬くん天使だ…

 

 

収録をみていた番組プロデューサーはほくそ笑んだ。

松山は感じがいいし、ファンが知りたい3Mのエピソードを飾らずに語ってくれるのでありがたい。

今後も定期的に出演してもらって、年末のスペシャルには3人揃えよう。

 

 

おしまい。

何年か前に実際の代表戦であったできごとを2次元に置き換えて脚色しました。 

負傷した選手の手を握ってたのはうっちーだったはず。