源岬♀設定ひながた的小話

小学生岬くんの声がかわいかったので!

源岬♀で。

細かいツッコミは抜きに、なんとなくで楽しめる人向け。

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スポーツ選手が集まる某番組にU-23代表選手揃いぶみ。

選手の紹介、懐かしの映像、激闘の裏話やプライベートに密着etc…といった内容。

 

その懐かしの映像は、U-23代表選手たちが小学生の頃の全国大会のもの。 

スタジオの観客席からは

「かわいい〜」

の声があがる。

選手は懐かしんだり、むずがゆい恥ずかしさに苦笑いしたり、それぞれ。

南葛対明和の試合映像になった瞬間!

「岬くん!」

「岬だ!」

「やっぱ上手すぎだよな」

と選手たちが次々に声をあげる。

不思議に思った司会者が翼へ問いかける。

「このこ、誰なんですか?」

「岬くんです!」

…だめだこりゃ、と思った松山が代わりににこたえる。 

「全国津々浦々転校するサッカーのめちゃくちゃうまい女の子です。オレとも日向とも同じチームでプレーしたことがあります」

 

「めちゃくちゃうまいのは、これ見ただけでわかる!」

司会者二人は感心しきり。

また新たに質問をした。

「こんなにかわいいこがそばにいて、集中できないとかないの?」

「そんなことを思わせる隙もないぐらいうまかったからチームに入れました!」

翼がきっぱり言って、観客席からは

お〜!!

と声があがった。

「このこが男子だったらみんなとこのスタジオにいたかもしれませんね」 

選手一同頷く。

司会者はひと呼吸おいて、疑問を口にした。

「…今『岬さん』はどうしてるんですか?」

選手たちは意味深に笑う。1人を除いて。

 

「岬さんは『若林さん』になりました」

フィールドの貴公子がスマートに言う。

「若林くん、結婚おめでとー!」

翼のお祝いの言葉でスタジオ内にわれんばかりの歓声と拍手があがり、薬玉が割られた。

 

ー若林選手ご結婚おめでとうございます!!ー

 

ひな壇の一番上端で若林、赤面、照れ笑い全開。その隣で日向が若林の肩をばしっと叩く。

「ありがとうございます」

幸せオーラ出しまくりのSGGKであった。

 

おしまい。

書いてて楽しかった!